姫の笑顔
ミリヤが同じ思いならいいのに。
…告白して、同じ思いなら。
…でも、違ったら?
…友人関係も破綻するな。
告白したいけど、ミリヤに拒絶されるのが一番イヤだ。
どうすればいいか、考えていたが良い案は浮かばなかった。
ー翌日ー
俺は中庭で朝稽古をしていた。
…この時間俺がここで朝稽古をしているのは団長とミリヤしか知らない。
稽古中、俺のスマホが鳴った。
なんだ?こんな時間に。画面を見たら妹だった。通話にし
「ユミ、どうしたんだ?こんな時間に。」と言うと
『この時間位しかお兄ちゃん電話出ないでしょ?…あとお母さんから伝言。『たまには帰って来い。』って。』
「はぁ?…メンドクサイ。」