姫の笑顔

「はい。お父さま。」そう言うとニッコリ笑った。

「ラスティに着くまで時間が掛かるから今はゆっくり睡眠をとること。…良いわね?」とお母さまが言い

「わかりました。…お休みなさい。」と言いわたしは目を瞑った。

ー数時間後ー

「…リヤ様、ミリヤ様、着陸体勢に入るので起きてください」そう聞こえ目を開けると付き人の人が起こしてくれていた。

「わかりました」そう言うと付き人の人は奥へ行った。

ラスティ国へ着き、飛行機に横付けされた階段を下ると、多くの人がいて『ミリヤ様~!』など言っている。

この国の公用語はラスティ語だけど、わたしにはとても懐かしく、耳慣れた言葉で直ぐに意味が分かった。

「手を振って上げなさい?」とお母さまに耳元で言われて習った通りに手を振るとワァーと歓声が上がった。

近衛騎士の人やSPに守られながらお城へ向かった。
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