姫の笑顔
「き、緊張する…」とドキドキいってるわたしの胸に手を乗せて深呼吸をした。
「大丈夫。さぁ、開けてみて?」優しくユウキが頭を撫でてわたしに開けるように促した。
お兄さまは仕事の都合で居ないけど…。
わたしは震える手を抑えながらペーパーナイフでゆっくりと封を開けて用紙を恐る恐る出してわたしは書かれた文字にびっくりした。
「ゆ、ユウキ。わたしの見間違い、かな…?」びっくりし過ぎて声が掠れていた。
不審に思ったユウキがわたしの代わりにユウキは書類を見ると
「予選、通過───!!凄いじゃないか!」ユウキは満面の笑みでぎゅ~っと抱き締めてくれた。
「うん!!」わたしも笑い返して、二人だけで喜びを分かち合った。