姫の笑顔
ー夕食ー
食べ終わり、家族団欒の時間。(お父さまが出来るだけ作るようにしている。)にさっきのピアノコンクールの話が出た。
「ミリヤ、結果はどうだったんだ?」とお兄さま。お父さまもお母さまも興味を示されていた。
「はい。…予選、通過しました。」そう言うとお母さまが慈愛が満ちた笑みで
「おめでとう、ミリヤ。」と言ってくれた。
お父さまも、お兄さまも喜んで下さった。
本選が2週間後、そして海外なのでその前にここを出なければならない。…そんな事を話した。
「護衛にユウキと数人SPを付ける。…良いな?」とお兄さま。お父さまは異論が無い様だ。
「分かりました。」そうわたしが言うと皆は自室に向かった。