正義のヒーロー

「どうする?真殊が帰ってくるまで、部屋で待っておく?」

おばさんが家に入るように進めてくる。
もし朝日奈が帰ってきた時に私が部屋にいたら…
あいつは逃げられない!

アジトを押さえるのは有効な気がした。
(これも朝日奈的思考)


「はい。お邪魔させていただいます!」

なんとか朝日奈に接触を持つ機会を手に入れた。




「ここが真殊の部屋よ。散らかってるけど、くつろいでてね」
「ありがとうございます」
「今、お茶持ってくるから…」
「いえ、お構いなく」

そう?と首を傾げながら、おばさんはにこやかに出ていった。

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