恋の方程式 短編
俺の方程式 1
「先生、好きです」
そう言ったのは、俺。兎月 蛍斗(うづき けいと)。
俺は、2年間先生に恋してきた。そして、やっと告白することが出来た。
それなのに――――――。
「バカじゃないのか?」
この返答。
どうして?今まで、優しくしてくれたのに。
なんで?こんな時だけ冷たい?
「…っ…、…うっ…」
俺は、泣き出した。
こんなにも、人を思ったことがなかった。
だから?だから、こんなにツラい?
「泣くな」