恋の方程式 短編
俺の方程式 2
先生の優しい冷たい手が、俺の頭を撫でる。
どうして、優しくする?どうして?
俺の心がきゅっと、締め付けられて、込み上げてくる涙を止められなかった。
先生の手が俺の頭から、頬に落ちてくる。
「んぅっ!?ちょ、何やって!?」
先生が俺の唇に、キスを落とす…き、キス!?
「もう、我慢できねえ」
先生、俺のこと好きじゃないのに…。
って、我慢? どうして?
先生が俺の上着に手を入れる。
「……あっ……、ちょ、何やって――――っ」