あなたには聞こえますか…………
第16章……友達の家族
6月12日17:45
「ゆり……」
高原 みさとは、そう部屋で呟いていた。
親友のゆりが死んでから、三ヶ月が経過
していたのだ。
「あれから三ヶ月かぁ。
あっという間だったね。
きっと、ゆりもサイト見ちゃったんだ
よね……私があのときその話をしちゃっ
たもんね。
なんか、ごめんね……
悪いことしちゃったね」
そう言いながら、みさとの表情は笑って
いるように見えていた。
「ゆり……」
高原 みさとは、そう部屋で呟いていた。
親友のゆりが死んでから、三ヶ月が経過
していたのだ。
「あれから三ヶ月かぁ。
あっという間だったね。
きっと、ゆりもサイト見ちゃったんだ
よね……私があのときその話をしちゃっ
たもんね。
なんか、ごめんね……
悪いことしちゃったね」
そう言いながら、みさとの表情は笑って
いるように見えていた。