あなたには聞こえますか…………
6月14日12:05
ニュースでは、例の犯人と見られる者へ
の聞き取りが続いている事を知らせる
内容がどの局でも流れていた。
「これでやっと出動件数は減りそうです
ね! あーやっと時間が出来る!」
署内にいた消防士がそう話していたのを
雪は黙って聞いていた。
そんな単純な話ではきっとない……
そう考え署内の窓ガラスから外を眺めて
いたのだ。
外には、園児達の無邪気な可愛い声が聞
こえている。
その時だった、署内には無邪気な声とは
うって変わった、緊急を知らせる救急要
請のアナウンスと、サイレンが流れてい
た。
「デパート内で多数の要救助者あり
至急、現地に…………」
アナウンスが流れ終わる前に、雪はすぐ
行動に移していた。
「やっぱり……」
雪は呟くと車内に乗り込んだ。
ニュースでは、例の犯人と見られる者へ
の聞き取りが続いている事を知らせる
内容がどの局でも流れていた。
「これでやっと出動件数は減りそうです
ね! あーやっと時間が出来る!」
署内にいた消防士がそう話していたのを
雪は黙って聞いていた。
そんな単純な話ではきっとない……
そう考え署内の窓ガラスから外を眺めて
いたのだ。
外には、園児達の無邪気な可愛い声が聞
こえている。
その時だった、署内には無邪気な声とは
うって変わった、緊急を知らせる救急要
請のアナウンスと、サイレンが流れてい
た。
「デパート内で多数の要救助者あり
至急、現地に…………」
アナウンスが流れ終わる前に、雪はすぐ
行動に移していた。
「やっぱり……」
雪は呟くと車内に乗り込んだ。