あなたには聞こえますか…………
「また何かあれば協力お願いしますね。

消防士さん」



雪の背中から声が聞こえていた。

振り返りもせず雪は事務所へと、

足早に戻っていっていた。





あまりにも、無責任、人任せ。そして、

心の冷たさ。まるで青黒い色をした

心を見た気がしていた。


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