あなたには聞こえますか…………
「娘さんは、本当に良かったですよ……

火災のあったときに

偶然、外出中だったらしくてね……

本当に良かったです……

良い子でね。愛想もよくて。

息子ともよく一緒に遊んでくれてました

から。

でも……あの火事の後の事は私では

分からないですね……

息子よりも娘が同級生なので聞いてみま

しょうか?

私達もそれが気がかりではありましたの

で」





義信は、紐付いて来た感覚に興奮してい

た。



「お願いします!」
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