あなたには聞こえますか…………
やはりな……


義信は星田の親類筋を調べあげていた。

時間は日付も変わっていたが、義信は手

を休めず続けていたのである。


(偽名か……

そんな人間は、この世には存在してない

か……

しかし……何のために一体。

星田花梨は、今はどこにいてるんや……

チッ……これで振り出しか。

いや……やはり……あの人物か。

知らないわけがないわな。

明日行ってみるか。怒鳴られにな)


苦笑しながら、義信は明日に備え、休息

を取ることにした。






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