あなたには聞こえますか…………
「亀城くんのお願いなら、問題ないんだ
けど……わかったわよ! 私も協力したげ
るから! なにか困ったことあれば、言
いにきなさいね、花梨ちゃん!」
「ありがとうございます! 大家さん。
俺はなかなか部屋には顔を出しにくくな
るから、何かあればお願いします!」
「顔を出しにくい? どうしてよ?」
「いや。ほら、やっぱり……
少女の部屋には、なかなかね」
「自分の部屋なのに……まったく。
亀城くんらしいわね」
「花梨ちゃん、私の家にもご飯食べにい
らっしゃいね。亀城くんも最初は来てた
んだから!」
「よかったな。花梨!
じゃあ、早速部屋を整頓しようか!
これで好きに使っていいんだからなー」
「ありがとう……」
「優しいお兄ちゃんみたいだわ。
亀城くん!」
「あはは。よーし、今まで以上にバリバ
リ働かなきゃ!」
あれが最初だったわね……
明るく花梨さんに接していた亀城くんの
横には、家族を失ったばかりで、口数の
少なかった花梨さんに会ったのは。
けど……わかったわよ! 私も協力したげ
るから! なにか困ったことあれば、言
いにきなさいね、花梨ちゃん!」
「ありがとうございます! 大家さん。
俺はなかなか部屋には顔を出しにくくな
るから、何かあればお願いします!」
「顔を出しにくい? どうしてよ?」
「いや。ほら、やっぱり……
少女の部屋には、なかなかね」
「自分の部屋なのに……まったく。
亀城くんらしいわね」
「花梨ちゃん、私の家にもご飯食べにい
らっしゃいね。亀城くんも最初は来てた
んだから!」
「よかったな。花梨!
じゃあ、早速部屋を整頓しようか!
これで好きに使っていいんだからなー」
「ありがとう……」
「優しいお兄ちゃんみたいだわ。
亀城くん!」
「あはは。よーし、今まで以上にバリバ
リ働かなきゃ!」
あれが最初だったわね……
明るく花梨さんに接していた亀城くんの
横には、家族を失ったばかりで、口数の
少なかった花梨さんに会ったのは。