あなたには聞こえますか…………
その言葉に雪は頭の中の思考が停止し、
しばらく前にいる花梨をただただ、
見つめるしか出きなかった。
そして、何が起きているのか分からない
状況のまま、確かに自分の前にいる花梨
に話しかけていた。
「何を言って……
何をバカなこと言ってるんだよ……
花梨……?
花梨は、今もこうして俺の前にいるじゃ
ないか!
なにバカなこと……
そんな冗談は……
花梨……何を言って……」
「雪さん……
雪さんには、うちが見えるだけだよ……
こんなにうちのことをね……
想ってくれてるから……だから……
外出中も周りの人達、不思議そうに話し
てたでしょ……雪さんを見て……
その人達には、うちの姿は見えてないん
だよ……だから……
雪さん……ごめんなさい……」
しばらく前にいる花梨をただただ、
見つめるしか出きなかった。
そして、何が起きているのか分からない
状況のまま、確かに自分の前にいる花梨
に話しかけていた。
「何を言って……
何をバカなこと言ってるんだよ……
花梨……?
花梨は、今もこうして俺の前にいるじゃ
ないか!
なにバカなこと……
そんな冗談は……
花梨……何を言って……」
「雪さん……
雪さんには、うちが見えるだけだよ……
こんなにうちのことをね……
想ってくれてるから……だから……
外出中も周りの人達、不思議そうに話し
てたでしょ……雪さんを見て……
その人達には、うちの姿は見えてないん
だよ……だから……
雪さん……ごめんなさい……」