あなたには聞こえますか…………
第8章……疑う家族
3月14日22:03
夜空には月が照ら出された静寂な時間、
救急要請を受け、雪は車内にいた。
現場は近所の人達だろうか、着いた玄関
先には人だかりが出来ていた。
現場内に入った雪の目には、家族で食卓
を囲む様子が目に入ったが、そこには違
和感しか感じれなかった。
全員の生死を確認して、あとは警察の方
に引き継ぐ形となっていた。
「全員とも死後、数日経ってますね」
「そうだな」
「隊長。外傷も全く見当たりませんでし
た。なんですかね……前から……」
「そこなんよな。凶器がみつかるわけで
もなく、ただあるとしたら携帯が近くに
あるくらいやからな」
「はい。携帯が凶器にはなりにくいでし
ょうし、外傷もないですしね……」
「さぁ帰ろうか。次の現場に備えよう」
「はい。了解」
室内から出る間際、雪はその家庭を見て
いた。
夜空には月が照ら出された静寂な時間、
救急要請を受け、雪は車内にいた。
現場は近所の人達だろうか、着いた玄関
先には人だかりが出来ていた。
現場内に入った雪の目には、家族で食卓
を囲む様子が目に入ったが、そこには違
和感しか感じれなかった。
全員の生死を確認して、あとは警察の方
に引き継ぐ形となっていた。
「全員とも死後、数日経ってますね」
「そうだな」
「隊長。外傷も全く見当たりませんでし
た。なんですかね……前から……」
「そこなんよな。凶器がみつかるわけで
もなく、ただあるとしたら携帯が近くに
あるくらいやからな」
「はい。携帯が凶器にはなりにくいでし
ょうし、外傷もないですしね……」
「さぁ帰ろうか。次の現場に備えよう」
「はい。了解」
室内から出る間際、雪はその家庭を見て
いた。