最後に流した涙は…



次に気がついた時は、医薬品の匂いが漂う真っ白い部屋に居た



私はここが何処だか直ぐに分かった。だって、中学の3年間学校にも行かず、ずーっとここに閉じ込められていた



少しの間ボーと考えていると



ーガラッ



扉が開いた



拓斗「咲乃!なんであんな事をした」



咲乃「………」



拓斗「答えろ!咲乃」



咲乃「拓斗に…先生に関係ありますか?」



拓斗「関係ある。俺はお前の、主治医だ」



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