最後に流した涙は…



私は戸惑っていて思わず荷物を落とした



その音に2人は振り向いた



咲乃「…ッ、ごめんなさい」



私はとっさに荷物を拾い走り出した



龍雅「待てよ、咲乃!!!」



龍雅が後ろで何か言ってるけど、聞こえない振りをして走り続けた



その場では、何度も呼び止めていたけど、追いかけて来ることはなかった



やっぱり、龍雅は、私のこと紗希乃さんと被せていたんだ。でも、紗希乃さんが戻ってきたことにより分身は要らない。要らなくなった物は捨てる



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