最後に流した涙は…



咲乃「そして、私は龍雅くんに引っ張られ押し倒された。押し倒されてからは、何度も何度も角度を変えてキスをしてきた。終いには、鎖骨辺りにキスマークをつけた。

ほらっと言って、第二ボタンを外し鎖骨辺りを龍雅くんに見せた。
あの時からだいぶ経つのに痣は消えずに残っている。

そう言えば、お粥の材料やゼリーが入った袋が部屋中にばらけてたでしょ?あれ、私が投げつけたからなの。ごめんなさい」



龍雅「俺こそ悪かったな…。
でも、俺は"さきの"しか言ってなかったんだろ?なら、咲乃と違うってはっきりと分からねぇはずなのに何故分かった?」




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