最後に流した涙は…



咲乃「取り敢えず、私が知りたいのは龍雅くん、なんであの日、紗希乃さんに会ったの?なんでキスしたの?」



龍雅「それは…。信じてもらえねぇかもしれないけど、偶然会ったんだよ。あの時、裏切った事を謝ってきた。そして、紗希乃にやり直したいと言われた。だが、俺は信じきれなかった。このままだと拉致があかないと思い、紗希乃をほって歩き出した時突然キスしてきたんだ。突然のことで防げなかった」



咲乃「あの時、私に気付いてたよね?なのになんで、追いかけてくれなかったの?」



龍雅「追いかけようとした。だけど、紗希乃に腕を引っ張られて暫く動けなかったんだ。腕を解いて咲乃を追いかけた時には、見失っていたんだ。すまない」



咲乃「もういいよ。龍雅くん、別れよ?」



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