最後に流した涙は…



胡桃「ねぇ、小金くんって実は咲乃のことが好きなんじゃないの?なんで、わざわざ自分から悪者になってるの?」



颯「小金くんじゃなくて颯でいい。あんたら2人は、咲乃に前と変わらず接してやってくれ。俺が悪者になるには理由があるが、それは咲乃の過去を知らないあんたらには言えない」



胡桃「どうして1人で悩むの?」



颯「俺は1人だからだよ」



仁「俺たちもう友達だろ?」



颯「ありがとな。でも、俺は咲乃に対する態度はこれからも変わらない。でも、1つだけ教えてやる。咲乃は残り半年しか生きられねぇって言ってるけれど、それは長くもなれば短くもなる。このことは咲乃だって良く知っているはずだ。そして、こないだ病院に行って咲乃の事を聞いたら残り半年じゃなくて5ヶ月だとよ」



胡桃「嫌よ。そんなの嫌!咲乃がいなくなるなんて考えられない!」



颯「あと、柳瀬龍雅にだけは咲乃を渡すわけにはいかない。あいつは、簡単に人を殺す人間だ」



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