最後に流した涙は…



「そんな事言うな!諦めなければ少しでも長く生きられる!!」



「じゃぁ、逆に聞くけど諦めなければ長く生きられるの?長くってどれくらい長く生きられるの?」



「………」



「何年も付き合っていたら、拓斗先生が
都合が悪くなると黙ってしまうことも慣れたと言うか分かった」



「すまない。俺にもっと能力があれば咲乃の病気も治せたかも知れないのに…」



「いーよもう、、、
今日は薬貰って帰るね」



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