最後に流した涙は…
ー拓斗side
咲乃が何もかも諦めるようになったのはいつからだっただろうか…
咲乃に両親はいない
いないと言うより病気持ちで手がかかるからと言って咲乃が中学に上がると同時に縁を切ったらしい…
いつも咲乃は、熱を出たことを黙っている熱が出たら市販の薬か違う病院でも行っているのだろう
色んな病院から咲乃の名前が出る
俺たちの力で治せないのだろうか?
咲乃に"可哀想"なんて言ってみろ、必ずと言っていいほど2度と検診に来ないだろう
それはさておき、俺が良かったと思ったことは唯一1ヶ月前より笑顔が増えたこと
何か良いことでもあったのかな?
拓斗side-end