世界の片隅で君は愛を唄う
君に出逢った日
「こんにちは」
え?誰?
突然の声で私は一瞬耳を疑った
空耳だろうか
何てったってここは、
人を寄せ付けない…
大古からの神々が居ると言われている森の中だもんね
「はぁ」
ほんっとついてない…
私は極度の方向音痴の私は、お参りに行った神社の帰り道に
迷子になってしまったのだ
主人公の名は、
吉野 香織
つい最近交通事故でたった一人の身寄りの母をなくした…
いわゆる孤児というやつだ
私は再度ため息をつくと、
森を出る道を探して歩いた
するとまた声がした
「君は何を探しているの?」
その声とともに、1人の少年が目の前にいた
見たところ香織と同じぐらい
黒の短髪に真っ黒の瞳
決して悪いとはいえない顔立ち
きっとモテモテなんだろなあ
何て事を呑気に考えていた
「君は何を探しているの?」
また再度質問をする彼に、私は
「私は森を出る道を探しているの。
知らない?」
「やっぱ出ちゃうんだ」
少年がため息とともに暗い声で言った
香織は少年が何のことを言っているのか分からなくたまらず
「何のこと?」
と聞き返した
「森に人が来るのは久しぶりだからさ、久しぶりに人間界の人と話をしたくって」
「どういうこと?あなたも人間でしょ?」
私は何がなんだか分からなかった
するとしばし間をあけて少年が言った
「僕はこの森の精だよ」
え?誰?
突然の声で私は一瞬耳を疑った
空耳だろうか
何てったってここは、
人を寄せ付けない…
大古からの神々が居ると言われている森の中だもんね
「はぁ」
ほんっとついてない…
私は極度の方向音痴の私は、お参りに行った神社の帰り道に
迷子になってしまったのだ
主人公の名は、
吉野 香織
つい最近交通事故でたった一人の身寄りの母をなくした…
いわゆる孤児というやつだ
私は再度ため息をつくと、
森を出る道を探して歩いた
するとまた声がした
「君は何を探しているの?」
その声とともに、1人の少年が目の前にいた
見たところ香織と同じぐらい
黒の短髪に真っ黒の瞳
決して悪いとはいえない顔立ち
きっとモテモテなんだろなあ
何て事を呑気に考えていた
「君は何を探しているの?」
また再度質問をする彼に、私は
「私は森を出る道を探しているの。
知らない?」
「やっぱ出ちゃうんだ」
少年がため息とともに暗い声で言った
香織は少年が何のことを言っているのか分からなくたまらず
「何のこと?」
と聞き返した
「森に人が来るのは久しぶりだからさ、久しぶりに人間界の人と話をしたくって」
「どういうこと?あなたも人間でしょ?」
私は何がなんだか分からなかった
するとしばし間をあけて少年が言った
「僕はこの森の精だよ」