目と目があって。

「おはよー!」
この子は、高校も一緒にうけて
二人で無事合格することが出来た子。
これから、毎日一緒に登校だ。
はやく、学校につきたくて、
二人で早足ではしった。
クラスを確認し、教室のドアを勢い良くあける。
すると、みんなの目が刺さる。
最初は、こんなもんだな。とわかっているわたし達は何も言わずすわった。
「ねーね!」
顔を上げると、
目がくりくりした可愛い女の子がたっている。
「私、松江まなかっていうの!仲良くしてくださいっ」
びっくりして、頷いた。
すると嬉しいそうに手を握ってきた。
「それでさ!おとちゃんってよんでいい?」
また、頷く。
「おとちゃんって、彼氏いる!?」
そして、こっちのことはきにせずきいてきた。
いないっていうの、恥ずかしいのに。
「いないの!」
正直に言うしかない。
だって、私には好きな人もいない
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