禁断×三週間〜実習生との恋〜
授業中の廊下を静かに歩く。
「授業中で良かった。」
「ごめんな。俺のせいだよな。」
「そうかもね。先生が格好良すぎるせいだね。」
「橋本…ごめん。」
「先生が謝る事なんて一つもないよ。」
ガララ
「誰もいないみたいだね。」
あたしは制服を脱いで、ジャージを着た。
「今日はもう帰るか?橋本?」
「っうう……怖かったよぉ。マジ助けてくれてありがとう…。」
安心したらどっと涙があふれてきた。
「よく頑張ったな。よく泣かなかった。」
そういって先生は強く優しくあたしを抱きしめた。
それからしばらく先生の胸の中で泣いた。
これも先生と幸せになるための試練だよね?
そう思えばあたしはいくらでも頑張れるよ。