多泣多笑。
転入
さわやかな春の風。
小学6年生というかな~り中途半端な時期に引っ越すこととなった男子が、ここに1人。
「拓夢~」
「なに~?」
ただいま引越し作業の最中。ちなみにマンション。
「そのダンボール持ってきて~」
「・・・・いっぱいありすぎてどのダンボールだかわかんねぇよ」
ひとつだけポツンと置いてあるものもあれば、山積みになってるものもある。
「えっと~・・・その緑のガムテープのやつ」
「5つほどありますが」
「左から3つ目のやつ!!」
「・・・右からでもいいような」
「つべこべいうな!!」
こんな作業が計4日間。
学校への下準備が約1週間。
学校に行くまであと5日。
・・・・・探検でもしてみよう。
拓夢は、思ったことをすぐに行動に移す。
「母さ~ん」
「なに~?」
「ちょっと散歩してきていい~?」
「いいよ~。もうすることないし」
「了解」
黒ジャージに赤Tシャツという微妙な服装のまま、拓夢はとりあえずマンションから出ようと靴を履いた。
小学6年生というかな~り中途半端な時期に引っ越すこととなった男子が、ここに1人。
「拓夢~」
「なに~?」
ただいま引越し作業の最中。ちなみにマンション。
「そのダンボール持ってきて~」
「・・・・いっぱいありすぎてどのダンボールだかわかんねぇよ」
ひとつだけポツンと置いてあるものもあれば、山積みになってるものもある。
「えっと~・・・その緑のガムテープのやつ」
「5つほどありますが」
「左から3つ目のやつ!!」
「・・・右からでもいいような」
「つべこべいうな!!」
こんな作業が計4日間。
学校への下準備が約1週間。
学校に行くまであと5日。
・・・・・探検でもしてみよう。
拓夢は、思ったことをすぐに行動に移す。
「母さ~ん」
「なに~?」
「ちょっと散歩してきていい~?」
「いいよ~。もうすることないし」
「了解」
黒ジャージに赤Tシャツという微妙な服装のまま、拓夢はとりあえずマンションから出ようと靴を履いた。