好きなんて言わないで…
奈々side





麗奈が夜は空夜と交換してって頼んで来た時断ろうと思ったけど二人の邪魔をしたくなくてOKしてしまった







でも、蓮と二人きりになる勇気もなくて…





私はホテルの裏のベンチで星を見上げていた





そろそろ部屋行かなきゃ心配するかな





そう思い立ち上がろうとして振り向いたら





「なにしてんだよ?」





蓮がいた




どうして蓮がここにいるの?




「お前来ないから心配しただろ」





蓮は私の心の声に答えるようにそう言った





心配してくれたんだ





さっき私が泣いてる時も優しくしてくれて…






思い出すだけで心が温かくなる





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