いつか、また
エピローグ


「……もうそろそろ、かな?」


「どうだろう・・・多分もうすぐだと思うけど」


「ふふふ・・・早く会いたいわね♪」


とある早朝、ふたりの女性とひとりの男性が空港の搭乗フロアで何やら話をしていた。


「……もう2年経つのか・・・」


「あっという間、かな?」


2年前に別れた小柄で可愛らしい少女を思い浮かべ、ショートヘアの女性はふぅっと息を吐く。


「・・・」


「あ、あれじゃない?」


搭乗フロアから見える滑走路を指した男性は、隣に立つショートヘアの女性を見る。すると女性は、期待と不安の入り交じった瞳で滑走路を見詰めた。


「楽しみだね」


ゆっくりと滑走路を走る飛行機を見ながら、3人は2年振りに会う仲間に心を踊らせた。



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