プリンセス☆ロード





狂ってる。
化け物だ。






「…いや…誰か…」

「泣け、叫べ、誰もここにたどり着くことはない!」








高笑いを上げ、悪魔が再び鋭い爪を突出し今度は私の横腹を突き刺した。







「ああっ!!!!」









痛みに意識が飛びそうになる。
ドクドクと血が流れていくのがわかる。

怖い。
怖くてたまらない。







どうしてこんな目に合わなければいけないの?
私が、何をしたというの?











私が、決めたのに。
覚悟しているつもりで、できてなかった。








どこか、安易に考えていたんだ。








助けて。
だれか…。








< 115 / 469 >

この作品をシェア

pagetop