プリンセス☆ロード
狂ってる。
化け物だ。
「…いや…誰か…」
「泣け、叫べ、誰もここにたどり着くことはない!」
高笑いを上げ、悪魔が再び鋭い爪を突出し今度は私の横腹を突き刺した。
「ああっ!!!!」
痛みに意識が飛びそうになる。
ドクドクと血が流れていくのがわかる。
怖い。
怖くてたまらない。
どうしてこんな目に合わなければいけないの?
私が、何をしたというの?
私が、決めたのに。
覚悟しているつもりで、できてなかった。
どこか、安易に考えていたんだ。
助けて。
だれか…。