プリンセス☆ロード





「ウソ…」





なんで…
どうして、こんなことに…







―そしてこの次、悪魔に襲われた時…その時のことを思い出して死に物狂いであなたの事を守ろうとするでしょう。我を忘れて








頭の中でこだまする。








―そんなあなたのために、きっと命を落とすものが現れます。仮にそれがレンじゃなかったとしても、誰かがきっと







私のせいだ。
前も、ミナトが同じように守ってくれた。
それなのに、また同じように守られてしまった。






私のせいだ。








私が…






私が!!!!











「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」










死なないで。
お願い、レン。



私、なんでもするから。




もうわがままなんて、言わないから。








私のために、死なないで。









私の叫びが響き渡る。







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