プリンセス☆ロード




「なら、剣にしよう」

「はい!」

「そのネックレスを剣の形に変えられるようにコツを掴まないといけない。今日はもう遅いから、明日から練習しよう」







ネックレスを剣に形を変える。
そんなこと、私にできるんだろうか。




不安もある。
剣道をしていたとはいえ、こんな命を懸けた実践なんてしたことはない。
本当に誰かを守る剣なんて、私にできるだろうか。








でも、やらなくちゃ。
みんなといたいなら。







もう、誰も傷ついてほしくない。










私のせいで、誰かが犠牲になるなんて、もう嫌。








「明日は、午前中は公務でいないんだ。午後からならいるから、昼食後ここを訪ねなさい」

「わかりました。ありがとうございます」

「ああ。レンが万全になるまでここにいたらいいと言ってあるからね、最低でも2週間は滞在することになるだろう。出発までに形にできるといいね」

「はい!」







頑張ろう。
精一杯。







私が決めた道を、進もう。








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