プリンセス☆ロード
「でも、それを使って戦わなくちゃいけない。君にそれが出来るかい?」
「…っ。できます。やってみせる!」
「君が言っていた剣道とやらとは違って、現実に相手を傷つける剣だ。それを振るうことができる?」
そんな覚悟が、できる?
怖い。
怖くて仕方ない。
本物の剣を振るったことなんてない。
それでも、やらなくちゃ。
いつまでも守ってもらってばかりじゃダメだ。
私だって、みんなの役に立ちたい。
みんなの事、守りたい。
「できなくても、やります。みんなといたいから」
手が震えようとも。
心が怯えようとも。
彼らの思いに、私は応えたい。