プリンセス☆ロード






レンがいない。









助けて。









助けて。












叫んでも届かない場所に彼はいるのだから。













私を守ってくれる人は、ここにはいない………。













でも……








「助けてっ!」








叫ばずにいられなかったんだ。









男の高笑いの中、一瞬聞こえた気がした。









「当たり前だろ」









そんな、いつもの憎まれ口が。










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