プリンセス☆ロード
お昼休憩、私は美由紀と浩太と食堂でお昼を食べることにして財布を持って食堂に向かっていた。
「ねぇ、あの人誰だろう?私服の人」
「あ、ほんとだ。なんか、かっこよくない!?」
「イケメン!」
女の子たちが中庭を見て騒いでるのが見えた。
イケメン…か。
女子って好きだよね、イケメン。
そんなことを考えながら中庭に視線を向ける。
「あれ?あの人って…」
美由紀が先に気づいて声を上げる。
そこには、そう、レンの姿。
「ちょっと!」
私は慌てて中庭に立つレンに所に駆け寄る。
レンは一瞬「げ」という顔をして私を見る。
「家にいてって言ったじゃん!」
「どこに行こうと俺の勝手だろう」
「勝手じゃない!この世界の常識とか知らないでしょ!剣は?ちゃんとおいてきた!?」
「ああ。…ったく、面倒な奴に捕まった」
「なんですって?」
ぎろりと睨みを効かすとレンはしまったという顔をして顔をそらした。