プリンセス☆ロード
村長を先頭に、武器が置いてあった広まった場所から元の道に戻ろうとしていた。
その時。
ドーン!!!!という大きな地響きが起こった。
「きゃ!」
「危ない!」
地下道の岩が崩れ落ちてくる。
私は誰かに抱きかかえられそのまま倒れこむ。
大きな音を立て岩が落ち、砂埃が舞う。
しばらくすると、岩が落ちる音も、地響きもやみ、辺りは静かになる。
「大丈夫か…?」
「う…ん…、リュウ…?」
「ああ」
うち付けた背中が痛いだけで他はなんともない。
私を助けてくれたのはリュウのようだ。
「みんなは…?」
「…俺たちが閉じ込められたみたいだ」
「えっ?」
砂埃が収まると、見えたのは岩で塞がれた道。