プリンセス☆ロード
勉強って、退屈だ。
いつも机に座って本を読んで、テストの点も毎回トップクラスの優等生の気が知れない。
それ以上に、いつも遊んでる風なのに、ちゃっかりテストの点はいいような人の気はもっと知れない。
「相川!いい加減勉強しろ!」
「なに、突然」
「突然じゃない、なんだこの点数は!」
担任の大原が、眉間にしわを寄せてがみがみ・・・。
いつもの事だけど、本当にうるさい。
視線を落とした紙には、赤く35と記されている。
この間あった小テストの結果だ。
「あ、あはは」
笑ってごまかすしかない。
だって、わからないものは、わからないんだもん。
「そんなんで、将来どうするんだ」
「何とかなるよ、うん。きっと」
「おは前はー」