戦乙女と紅~呪われの魔槍の章~
…死神の言葉に、俺は反論しなかった。
それどころか、俺は死神の考え方には賛同派だ。
どちらかと言えば、俺は元々死神達寄りの人間だ。
騎士道を振りかざすつもりはないし、生き延びる為に手段を選ぶつもりもない。
「誇りの為に命を捨てる、生き延びる為に手段を選ばぬ、どんな事をしてでも勝利にこだわる、勝ち方にこだわる…騎士として何が正しいのか、俺には分からん」
俺は死神、乙女、双方に対して言う。
「ただ…人間は己に対して嘘はつけぬ…乙女、死神。お前達は己の生き方に恥じるところはないか?」
「無論だ!!」
間髪入れずに答えたのは乙女。
対する死神は。
「……!!」
俺の問いかけに答える事無く、苦い表情を浮かべていた。
…俺は死神に呟く。
「もう答えは…出ているのではないか?」
「だ、黙れ!!」
死神は大きく鎌を振った!
「私は私の生き方を間違っているとは思っておらぬ!今までも、これからも、この生き方を貫くのみだ!!」
「そうか…」
俺は槍を構えた。
「ならばこれ以上語る事はない…後は俺達とお前…どちらの信念が勝っているか、刃で語るのみだ」
それどころか、俺は死神の考え方には賛同派だ。
どちらかと言えば、俺は元々死神達寄りの人間だ。
騎士道を振りかざすつもりはないし、生き延びる為に手段を選ぶつもりもない。
「誇りの為に命を捨てる、生き延びる為に手段を選ばぬ、どんな事をしてでも勝利にこだわる、勝ち方にこだわる…騎士として何が正しいのか、俺には分からん」
俺は死神、乙女、双方に対して言う。
「ただ…人間は己に対して嘘はつけぬ…乙女、死神。お前達は己の生き方に恥じるところはないか?」
「無論だ!!」
間髪入れずに答えたのは乙女。
対する死神は。
「……!!」
俺の問いかけに答える事無く、苦い表情を浮かべていた。
…俺は死神に呟く。
「もう答えは…出ているのではないか?」
「だ、黙れ!!」
死神は大きく鎌を振った!
「私は私の生き方を間違っているとは思っておらぬ!今までも、これからも、この生き方を貫くのみだ!!」
「そうか…」
俺は槍を構えた。
「ならばこれ以上語る事はない…後は俺達とお前…どちらの信念が勝っているか、刃で語るのみだ」