Destiny
扉を閉めて、電気もつけずベッドに身を投げ出した。


ひんやりとした静かな空気が哀しみを煽る。



…っく、ひっく…うう…


溢れる涙。


それは止まることを忘れたように、次々と頬を伝い流れ落ちていく。



私は枕に顔を埋めた。



もう何も考えられない。


今はただ、泣いていたい。




窓の外は、いつの間にか雨模様に変わっていて
無数の雨粒が窓を濡らしていた・・・・・
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