Destiny
速水さん?

ワケが分からず、速水さんを見上げる。


「もしもし、お前、津賀さんの彼氏?
こんな可愛い彼女を泣かせるなんて最低だね。」


え…何?


「でも、お前のお陰で俺たち、今日から付き合うことになったから。
もうお前の顔なんて二度と見たくないってさ。
そういうことだから。じゃあな。」


そう言って、速水さんはプツッと電話を切った。
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