Destiny
こんな想いをするのは、これで何度目だろう。



さすがにもう限界―――。


だから私は、今まで選ぶことが出来ずにいた“別れ”という道を選択しようと決めた。






真冬の寒空の下、重たい気持ちを抱えて歩く私の身体を、冷たい風が通り抜ける。


家に帰るまでの途中、二人で沢山の時間を過ごした公園が見えてきた。


すると途端に、あいつとの思い出が甦り、胸が痛いほどに締め付けられた。
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