恋愛無関心彼氏





僕は意識を集中させた。









死んだら瑞希にまた会えるのかな。









それはわからない。








でも…自分の気持ちを伝えないままで人生を終わらせるなんて…。









僕はフェンスをまた越えた。









「どうしたの?」









顔を上げると本条が驚いた顔をしていた。









「やっぱり、瑞希に何も言わないままじゃ嫌だから。」









「そうか。よかった。」









< 117 / 326 >

この作品をシェア

pagetop