恋愛無関心彼氏
やばい…圭人君置いて来ちゃった。
戻ろうと思うけど怖くて戻れない。
はぁはぁ言っている私の頬に冷たい物が触れた。
上を見上げると圭人君のお兄さんが笑って立っていた。
「そんなに汗かいて何かあったの?」
「お化け屋敷のお化けが怖くて走ったんです。出れたのはいいんですけど圭人君を置いて来てしまって。」
「そうなの?圭人なら大丈夫。」
優人さんは私にラムネジュースを渡すと女の人と手を繋いでどこかへ歩いて行った。