ヒトメボレ。


ぽぅっと自分の顔が赤くなるのがわかる。



「あ、穂花顔あかーい。


うふふ、可愛い♡。」




「う、うるさいよ!」



あわてて下を向く。




「いやー。やっと穂花にも春が来たねぇ。



姉としては嬉しいよ。うん。




今度はちゃんと向き合って恋愛するんだよ?」




「わかったよ…。ありがとう。」





天音ちゃんは私が本気で恋愛してなかったことを心配してくれてる。






いつも「○○君のこともういーやっ!」って報告すると、






「でも穂花にあった人が必ず現れるから。まぁ現れても現れなくても穂花の一番は私だけどねっ」






と、ちょっと悲しそうに笑いながら私のそばにいてくれた。

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