狂愛ノ書~紅き鬼と巫女の姫~
















『……血肉を与えすぎるなよ?
主には主の、鵺姫の役目を果たしてから朽ち果てよ。
では、また会う日まで』




女性はまた私に背を向け、手をヒラヒラと振って去っていった。




鵺姫としての役目………?
それを果たして朽ち果てろ?




私には何のことだかさっぱり分からなかった。




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