Amarosso~深い愛~の作り方♪

「じゃあな。
 また明日。
 小娘さん」

「そのシリーズ続くの?
 うーん。
 色男さん」

「ブー。
 いつも使っていて、芸がなさすぎ。
 罰ゲーム考えておく」

「げ~」


怜士はひらひらと手を振って歩き出した。

若干、足早になる。

いつもの寄り道ルート。


「こんばんは」

「おかえりなさい」


佐和の艶やかな含み笑い。

そそる香の匂い。


「お夕食、作ってあるわ」

「後でいい」


怜士は後ろから佐和を抱き寄せ、うなじにくちびるで触れてから舌を滑らせる。

さっきしたかったこと。

佐和はうふふと笑った。
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