Amarosso~深い愛~の作り方♪
「違うって。
白木が言うこと聞かないと・・」
「いいよ、その先は。
何の理由で脅されたか、ここで言う必要ないから。
白木に命令されてたか、どうか?」
「ん、まあ」
ごにょごにょと口を濁した。
「私、知らないわよ。
濡れ衣着せないでよ。
証拠もないくせに、変な言いがかりつけないで」
「何がきっかけか知らないけど、牧村に謝んなよ」
白木はぷっと噴出した。
「おかしいんじゃないの?
なんで私があんなドブスで鈍いのに謝るのよ」
ぱんっと乾いた音がした。
白木が叩かれた頬を押えて目を見開く。
「牧村はもっと痛い思いしていると思うけど」
麗華は低い声で静かに言った。