Amarosso~深い愛~の作り方♪
「カテキョに襲われるのは、宮内も悪い」
「なに、話とんだ?」
「飛んだ。
男の前でそんなかっこをしていたら、襲われるに決まってるだろ」
「大丈夫。
普通はしないから」
それはどういう意味だ。
怜士が眉をひそませる。
「それはおれに襲れたいということ?」
機嫌の悪い声。
「だって、今泉には佐和先生がいるじゃない」
怜士は教科書をテーブルの上に置くと、立ち上がった。
片ひざで胡坐をかいている麗華の両足を押さえつけ、片手は肩を、もう片手で首筋をつかんだ。
「喰うよ」
耳元でささやく。
両手を離して、ゆっくりと身を起した。
麗華が目をまん丸にしている。