Amarosso~深い愛~の作り方♪

「宮内、男をなめすぎ。
 身内みたいな男性は稀だから。
 大多数は女がいようが、恋人がいようが、獲物があれば喰える」

「そっか。
 甘いものは別バラだもんね」


怜士は噴出した。

そういくか。

まあ、これが麗華のいいところだ。


「宮内が甘いものかは、はなはだ疑問だけどなー」

「あ、また馬鹿にしてるね」

「いやいや、宮内なら十分、メインディッシュなんじゃない」


置いた古文の教科書を手に取った。


「ほら古文やるぞ」

「ふぁーい」


麗華に説明をしながら全く別のことを考える。

今、触れた首筋の華奢さとか。

肩の薄さとか。

喰いたくてたまらなくなる。
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