Amarosso~深い愛~の作り方♪
あの男が現れて、佐和との関係は絶った。
関係ない人をなるべく巻きぞいにしたくない。
監視にきたアイーシャはこの役目も含まれていると、理解していた。
転校初日に、誘ってきたぐらいだ。
週のほとんどを、アイーシャのマンションに寄って帰宅する。
欧米人特有のメリハリのある体。
行為の貪欲さ。
そして慣れ。
怜士にとってなんの不足もなかった。
そういう意味だけなら。
真夏だけに外はまだ日差しが強い
怜士は目を細めた。
後、半年か。
どう彼女に影を残していこうか。
長く引くように、黒く、そして濃い影を。