Amarosso~深い愛~の作り方♪

あの男が現れて、佐和との関係は絶った。

関係ない人をなるべく巻きぞいにしたくない。

監視にきたアイーシャはこの役目も含まれていると、理解していた。

転校初日に、誘ってきたぐらいだ。

週のほとんどを、アイーシャのマンションに寄って帰宅する。

欧米人特有のメリハリのある体。

行為の貪欲さ。

そして慣れ。

怜士にとってなんの不足もなかった。

そういう意味だけなら。

真夏だけに外はまだ日差しが強い

怜士は目を細めた。

後、半年か。

どう彼女に影を残していこうか。

長く引くように、黒く、そして濃い影を。
< 219 / 273 >

この作品をシェア

pagetop