Amarosso~深い愛~の作り方♪

濡れた服は体にぴったりと張り付いて体の線を露にし、下着の線まで浮き上がらせる。

そこにいた男子たちの視線が麗華の体の上をなぜ回すのに、麗華を引き上げた美和は着ていたカーディガンを脱いで、肩にかけた。

テトラポットの上を手を引いて行く。

皆の視線が2人に集まっているのに、あえてこちらに向いている視線に気がついて、怜士は顔を動かした。

アイーシャ。

嘲笑をしていた。

指をくわえて見ているしか出来ない怜士をあざ笑っている。

おまえの手には入らないと。

怜士は無表情かつ冷静に見返す。

やがてアイーシャは関心が無くなったように視線を外した。

怜士も窓辺から引っ込んだ。

大広間で明日のミーティングが始まる時間だった。
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